好奇心旺盛だった私は5歳の時から空手を習い、小学生ではサッカー、中学生では野球をする毎日でした。
高校生でも身長163センチと小柄ながら、柔道部に入って汗を流しました。
そんな運動大好きな私でしたが、歩いたり走ったりすると「足がすぐ疲れる」というトラブルを抱えていたのです。
長距離走でもスタートは1番なのにゴールはビリ、家族と出かけても、頻繁に休憩したがる私は「早く歩かんかい!」と怒られる始末でした。
当時は自分の体力が無く、足腰が弱いだけだと思っていたのです。
好奇心旺盛な反面、一つのことをやり遂げられないという一面もありました。
そんな私が人生で初めてやり遂げられたことがあります。
それは整骨院を開業できる柔道整復師(国家資格)の資格取得です。
いつも途中で諦めていた私が、3年間の猛勉強の末、試験に合格できたのです。
資格取得後は、やればできるという自信を力の源に、整形外科に勤務しました。
毎日20名を超える方の骨折・脱臼後の処置をはじめ、レントゲン撮影の助手・手術の立ち会いを経験し、やりがいある毎日を送っていました。
しかしその一方、足の状態はますます悪化していきました。
20歳の頃には、心斎橋筋商店街を端から端まで歩くこともできず15分に1回の休憩を挟まないと、歩けない状態にまでなっていたのです。
さすがに耐えきれず、足の専門院でみてもらったところ外反母趾、扁平足だけでなく、浮指と内反小指まで抱えていたことがわかったのです。
単に足腰の筋力を鍛えても改善せず、自分を責めていた時期がすごく辛かっただけに足の状態がわかるだけでもホッとしたのを覚えています。
整形外科退職後は、整骨院に勤務し、それぞれの特徴を学びました。
例えば整形外科は骨折など、大きな怪我に対して薬の処方や手術や得意としますが整骨院は骨折の応急処置はするものの、主に捻挫や打撲など軽度の怪我の処置を得意とするのです。
そんな時ある発見をしたのです。
それは外反母趾や扁平足のように、慢性的な疾患を専門にみてくれる所がないことです。
これをキッカケに「病院や整骨院でも改善しなかった、慢性疾患の方を救う」ために整体院として独立開業しました。
2018年1月1日、当時24歳の時に開業しました。
この時はまだ整骨院や、デイサービスとのダブルワークでしたが次第に紹介・クチコミでご来院いただける方が増え、2020年より整体院だけに本腰をおき、現在に至ります。
足の専門院のインソールのお陰で長時間あるくことが可能になりましたがインソールでは、膝や足に痛みが出るほか、外反母趾の角度は残存し、歩いた時の疲労具合も、健康な人と比べるとまだまだ改善とはいえない状態でした。
そんなとき「ゆるかかと歩き」との出会いを果たすのです。
早速ゆるかかと歩きを実践したところ、1週間もしない内に、外反母趾の角度が緩やかになっただけでなく5時間歩いたとしても、少しの休憩を挟むだけでまたいくらでも歩ける位の足の軽さになっており、とても感動しました。
これまで外反母趾、扁平足の改善に一般的だった指先を使う意識や、指の形を整えるために、インソールやテーピングを使っても良くならず諦めていたのですがゆるかかと歩きを通して「歩き方で体は変わる」と希望の道筋が見えたのです。
私がしたことは指先で地面を蹴る動きをやめゆるかかと歩きを実践しただけです。
つまり足腰が弱いのではなく、歩き方に問題があったのです。
またこれまで自分が当たり前にしていたテーピング・インソール・マッサージ・足指のトレーニングそれら全てが、足を悪化させ、改善を遠のかせる行為だったと知ったときは驚愕しました。
このことがキッカケとなり、足のトラブルで悩む人を、私のように「遠回りすることなく改善してほしい」という思いをからセミナー受講後、ゆるかかかと歩きのインストラクター認定を受け現在に至ります。
院長挨拶