「正しい姿勢がわからない」
「正しいとされる姿勢を取っても肩こりや腰痛に悩まされる」
そんなあなたに書いています。
当院では、外反母趾をはじめとする脚のトラブルでお悩みの方に向けて
正しい立ち方や歩き方を指導しています。
今回は外反母趾改善のために歩行指導をしている中で
間違った認識で姿勢が崩れていることが非常に多いことから
この記事では
間違った認識による姿勢の乱れを紹介します。
骨格構造に基づいた立ち方により
外反母趾はもちろん、肩こり腰痛でお悩みの方はぜひご覧ください。
間違ってはいけない姿勢
膝を伸ばす、胸をはる、顎を引く
これを意識している方は要注意です!
膝を伸ばす
膝はピンと伸ばしたいものかもしれませんが、
人間本来の動きを考えるとそれは理にかなっていないのです。
人間は動物であることから、
じっとしている生き物ではなく常に動き回っているものです。
つまり膝をピン!と伸ばし切っていてはすぐに動き出せないほか、膝の構造的にも負担を与えるのです。
膝を伸ばし切ると
膝が曲がりすぎてしまい過伸展を起こす「反張膝」になってしまい、
反張膝を庇ってお腹が出るなど、上半身の歪みにもつながるため注意が必要です。
膝は伸ばし切らず、フワッと脱力することです。
どうしても膝に力が入ってしまう方は
膝を前後に軽く揺さぶってあげると力を抜きやすくなります。
胸を張る
「胸を張る」という姿勢をとると、胸ではなく「お腹」を張られる方がほとんどです。
お腹が前に出てしまうと、反り腰になってしまい姿勢を正しく保つことができません。
ポイントは
①足首を見るように下を向く
②そのままの姿勢を維持して、顔だけを上げましょう。
顎を引く
下を見るように顎を引くと姿勢は崩れます。
ほかにも、反り腰など
顔以下の姿勢が崩れていることにより
顎を引かざるを得ないと言った場合もあります。
目線は耳と鼻の穴を水平に保つようにして
遠くの方を見ましょう。
まとめ
これまで正しいとされていた
・膝を伸ばすと
反張膝になる
・胸を張ると
ほとんどの方がお腹を出す=反り腰になる
・顎を水平に引くのではなく、
目線が下の位置に来るように顎をひくと姿勢が崩れる
以上のことを気をつけて過ごしてみてください。
この記事は
私がインストラクターを務めるネイティブウォーキング協会の動画を参考にしています。